対談インタビュー Vol.2 ~ユール洋子さん~

パパとママの楽校へのワークショップへのご協力いただいているユール洋子さん。

今回紹介していただけるのは「デザインフォーチェンジ」というプログラム。

 

ここからインタビュー形式で、いくつかの質問にお答えいただきました。

 

Q1.今回ご紹介いただく「デザインフォーチェンジ」ですが、ユールさんが関わっていくことを決めた経緯を教えていただけますか?

 

 2010年にインドで行われたTEDトークのキランさんの10分程のプレゼンに感動したのがキッカケ。どの子も、ムリ~、ではなく、できるよ!と言えるようになるための取り組みが、結果を出しているということでした。

 何より、彼女の笑顔と明るさと情熱と行動力が心に響きました。

感じる・想像する・行動する・分かち合うというシンプルなステップをフレームにした、教育ムーブメントが、子どもたちの自己効力感、自尊感情、市民意識、共感力を育てると感じて、すぐに創始者のキランさんにメッセージを送り、即お返事をいただき、それから微力ながら仲間とともに活動をしています。

Q2.クラウドファンディングを活用されてのワークブックの作成や昨年のワークショップ等、色々な方が関わり、色々な反響もあったと思うのですが、印象的だったエピソードなどあれば教えていただけますか?

 

 当時まだアクティブラーニングが一般に浸透していない時期でした。新しいプログラムはもういらないといわれながら、DFC(デザインフォーチェンジ)に共感してくださった校長先生のお陰で都立中学校2年生100名に最初のワークショップ「正解のない授業」をやらせていただきました。「やってよかったよ、先生が変わったんんだ。中学生の女の子が校長室に話をしに来てくれるんだよ!」とご感想。

 実際に「うちの子どもたちにはできません」と硬い表情で迷惑そうにしておられた先生が、途中から本当に和やかで明るい笑顔になっておられました。

 ガイドブックをクラウドファンディングで制作した理由は、学校の先生は非常にお忙しく、大人向けのDFC紹介ワークショップをご案内してもなかなかご参加いただけなかったため、ひとりでも多くの方にお届けするためでした。

 

Q3.きっと、この質問をするよりも実際にワークショップを体験していただくことでしか伝えられない部分も多いと思うのですが、今までファシリテーターとしていくつもの場を提供されてきたからこそ、このパパとママの楽校に参加することで今後に期待できるものって、どんなことだと思いますか?

 

 それは、2つあると思います。

ひとつは、自分の内側を見つめ、何を感じるか、本当は何が欲しいのか、どんな行動をすれば実現できるか、に意識を向けます。そして、それを共有する時間が持てる事。多忙な日常では中々ありません。いちばん大切なパパママ自身に意識を向け、ひらめきや気付きやトキメキを感じる時間になります。

 

 そしてふたつめは、DFCはシンプルだけどパワフルな4つのステップ。

これは、コーチングやコンサルティングの基本ともいえます。講演会やセミナーを受け、素晴らしい!と感じても、あなた自身の行動変容がなければ変わらぬ日常に戻ります。ワークショップで意図していることは、感じる・想像する・行動する・分かち合うというステップを持ち帰り、行動変容に繋げることです。

 そして、オトナがこれを基本に行動していれば、オトナがこのステップを引き出す声掛けをしていれば、日常の中で、子ども達はこのステップを自然に身に付けていきます。AIの時代に求められる創造的思考、イノベーション力の基本です。

 

 

 実際に、昨年のワークショップに私は小学生の息子たちと親子で参加させていただきましたが、短時間だったのにもかかわらず、翌日からスイッチが切り替わったような感覚でした。 I CAN!への変化は、それぞれ違う形で表れており、それを見つけることができたことも、実は参加したオトナの変化だったのかもしれません。

 

 こちらのユールさんのワークショップへの参加には、参加権が必要となります。