対談レポートVol.1 橘こころさん

リターンのビリギャルママのご本人 橘こころさんにお話を伺わせていただきました。

藤原(以下、藤):本や映画のストーリーについて、どのように思われていますか?


橘こころさん(以下、橘):私自身が通った道で真実に忠実に監督さんやスタッフの方が細かく聞いてくださったので、ほぼそのままに出来上がっています。事前に家族1人でも公開することに反対ならやめようと思っていたので、主人にも「パパがちょっとでも嫌だったら映画をやめてもらいますよ」と言ったら「本当のことだからいいよ」と言ってくれ「パパかっこいい」と思いました。でも、初めて関係者だけで映画を見た時に主人は「こんなにひどい男だったのか!」と初めて自分を客観的にみて反省したみたいです。(笑) 本人は全然気づいていなくて、さやかと私は「ほんとにこのまんま、もっとひどかったかも?」と。今は主人とも仲が良くて夫婦仲が悪かったことを子どもたちが修復してくれたんです。


藤:子育てで大変なことはなんでしたか?


橘:二人目の子、息子が幼稚園に上がるまでの子育て期は、私の母が私にしたような育て方で極端にしつけに厳しく、子どもがやる気を失うような、明るさのない状態になっていました。私自身もそこから抜け出すのはかなり時間がかかり、私もその頃は母と同じように子どもをいい子に育てようとしていたんです。さやかも小学校2年生で学校に行けなくなって、子育てに悩んでいた時期は「母のように厳しくしつけなきゃ」と辛かったですし、子どもにも無理をさせてしまって、ある時にそれは違うなと、母が私のことを思って一生懸命に育ててくれたことは感じていましたが、やり方が違っていたんです。母のやり方とは逆に、子ども達の本質や才能を信じ切ろうと、子どもを信じていたらこんな風に怒らないだろう、怒る原因は私自身が常識とか世間体とかやらなければいけないことに縛られて怒っていたんだと、自分の間違いに気づいたんです。考え方を変えたら毎日が楽しくなり、3人目に関しては生まれた時から自分が良いと思うやり方でできました。目先のことに一喜一憂するのはもったいない、それよりも子どもの本質的なことを信じる方が楽しいです。私が子どもに伝えたかったのは「どんなことがあっても私はあなたの味方だ」ということです。


藤:率直に言って、ご主人と子育ての考え方の違いがあったそうですが、離婚は考えられませんでしたか?


橘:いつもいつ離婚しようかと考えていました。子どものために我慢してと言われても我慢できないですよね。自分を認めてくれる人が一人でもいてくれると楽になります。離婚しようと思って子ども達にとって最善な時期を待っているうちに離婚せずそのまま続くこともありますよ。相談にのってもらうのは身内でもいいですが、それよりも近しい人ではないほうがいいと思います。近ければ近いほど色々と気を使ってしまうこともありますし、できれば冷静に話を聴いてもらえる専門家がいいと思います。前向きに考えて最終的に幸せになるためにはどんなことがいいのか?を客観的にみられるようになればいいです。同じように子どもも親でなくてもほかの人がちゃんと話を聴いてあげられればと思います。


藤:今回の講演会でお話しいただく「楽に楽しく子育てとは?」


橘:いつもお話した時に「じゃあそれを騙されたと思ってやってみてください」というんですが、やってみると結果的に本当に楽になるんですよ。今、お母さんたちがやっていることの目的を明確して、今、自分自身を苦しめている『やらなければならないこと』を解き放つことなんです。『何のために今、子ども達に言っているのか?』それを少し言葉を変えることによって結果も良くなり、自分も楽になるし、子育てが楽しくなることなんです。 私のお話を聴きに来てくださるお母さん達が一番悩んでいることは『子どもに勉強しなさい』と言わないと勉強しないということなんです。『どうしてお母さんは勉強してほしいのですか?』を顧みてください。では良い大学に行けば幸せになれるのでしょうか?子どもの幸せってなんだろう?と、心理学では「命令によって人は動かない」子どもたちが自発的に勉強するようにすることが基本なんです。親に言われて勉強しているのは役に立たない。それより精神面が成長しているかのほうが大切だと思うんです。子育てはいつからでもやり直せると思います。


藤:4/21に講演会にいらっしゃって下さる皆様へメッセージを


橘:私はお話を聞いていただくだけでとてもありがたく、同じ空間で同じ時間を過ごすことに意味があると思います。結果はすぐに出なくても、いつか役に立つかもしれませんし、その場で思ったことをアウトプットしてほしいです。まず大人がアウトプットしてくださると良い時間が過ごせると思います。ぜひ会場へお越しになってください。

【ビリギャルママサイン会参加権】

4/21(土)川崎パパママ子育てフェス「ビリギャルママ 橘こころさんの講演会」の前 11:50~会場にて、サイン会をします。

サイン会へのご参加は、未来屋書店アゼリア店と有隣堂 アトレ川崎店で『ダメ親と呼ばれても学年ビリの3人の子を信じてどん底家族を再生させた母の話 』ああちゃん (著), さやか(ビリギャル) (著)
を購入された方になります。

購入の際にレジでサイン会参加の手順をお渡しします。
本日(3/27~)より未来屋書店アゼリア店での店頭告知をしていただきます。
ビリギャルママと触れ合える機会です。
ぜひお申し込みをお待ちしています!

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●未来屋書店アゼリア店
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26番地2 川崎アゼリア内
営業時間 平 日10:00~21:00

●有隣堂 アトレ川崎店(子育てフェス直前一週間前販売)
神奈川県川崎市川崎区駅前本町26-1 アトレ川崎4F
営業時間 8:00~22:30 土日祝 9:30~21:30